自然あふれる鳥取県の魅力を知って移住を検討しよう!
鳥取砂丘をはじめとする、美しい自然に恵まれた鳥取県。県内各地で天の川や流れ星が見える、日本一の星空を持つことでも有名です。
青く澄んだ日本海と緑豊かな山々があり、魅力的な食材が数多く生み出されています。
鳥取県での暮らしは、自然の恩恵を受けながら、心身ともに豊かな生活を送れるでしょう。
そんな鳥取県の魅力と移住支援について紹介しますので、参考になさってくださいね。
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鳥取県の住環境は移住しやすい?
基本情報
人口 | 53万8189人(2023年8月1日時点) |
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転入人口 | 8652人(2022年) 前年比-2.7% |
年間降水量 | 1534.5mm(鳥取市2022年) |
雨(雪)日数 | 148日(鳥取市2022年) |
気温 | 日平均15.7℃、最高気温38.3℃、最低気温-3.2℃(鳥取市2022年) |
求人倍率 | 1.62倍(2023年6月) |
消費者物価 地域差指数 |
98.2(2022年) |
温暖で過ごしやすい気候
鳥取県は、北は日本海に面し、南は大山(1709m)をはじめとする中国山地の山々が連なっています。
全国的な名所となっている鳥取砂丘の砂は、中国山地の岩石が風化したもので、川から海に流れ着いた後、岸に打ち上げられるなどして、長い年月をかけて形成されました。
気候は比較的温暖で春から秋は好天が多く、台風などの自然災害が少ない地域でもあります。
冬には降雪もあるので、スポーツやアウトドアなど四季折々のレジャーを満喫できるでしょう。
充実した子育て支援
鳥取県は、市街地の近くに海や山の豊かな自然が広がる住環境です。
都市部は買い物や通院など利便性に優れていますが、都市部から離れた中山間地域では、暮らしに関するサポートが行われています。
その一環として、県では「買い物不便相談窓口」を設置し、不便を抱えた方の相談受付や、その解消に向けた各関係機関の調整を行っています。
子育てや就労への取り組みとして、県では託児サービス付きの職業訓練を実施したり、ITビジネスなどの職業訓練では受講料を無料で提供したりしています。
また、待機児童がゼロで育児をする女性の有業率が全国で4位になるなど、働きたい女性を応援する環境が整っているのも魅力。
各自治体でも、さまざまな子育て支援を実施しており、おむつやチャイルドシートの購入費の助成や、第2子以降の保育料無料など手厚いサポートを用意している自治体もあるようです。
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美しい自然に満ちた鳥取県の魅力
中国山地と日本海の間に挟まれ、山と海の幸や温泉も楽しめる鳥取県。ここでは、鳥取県の魅力について紹介します。
海と山のいいとこどり
日本最大の海岸砂丘がある鳥取県は、日本有数の美しさを誇る星空が見られることでも有名です。どの市町村からも天の川を見わたすことができ、郊外に行けば星空の大パノラマが目の前に広がります。
また、県南部には雄大な自然が広がる国立公園の大山があり、ハイキングや登山のほか、紅葉狩りやスキーを楽しむこともできます。
さらに、昔ながらの湯治場の雰囲気が漂う三朝温泉や、約100年前に漁師が海中から発見した温泉である皆生温泉など、鳥取県の各地でさまざまな泉質を堪能できるのも魅力です。
水と食に恵まれた環境
鳥取県には名水百選に選ばれた多くの湧き水や名水のスポットがあり、大手飲料メーカーで売り出している天然水の採取地でもあります。
水道水が美味しいという移住者の声も聞かれ、ペットボトルの水や浄水器を必要としない人も多いようです。
特産品のナシやスイカなど、地元でとれた新鮮な野菜や果物が身近に楽しめ、冬には高級食材の松葉ガニも地元のスーパーに並びます。
水がきれいだからこそ、海の幸も山の幸もすべて美味しいのでしょう。
郷土愛が生み出す思いやりの絆
郷土愛が強いと言われる鳥取県民。大学など県外の学校卒業後にUターンし、県内で就職する人も多いようです。
近所同士や地域全体での付き合いを大切にしているところが多く、地域の飲み会で親交を深めるなど、いつの間にか知り合いが増えていたという移住者の声もありました。
畑でとれた野菜など、近所でお裾分けし合う慣習があるのも、地方ならではの魅力ですね。
鳥取県の移住支援の取り組み
鳥取県では移住を希望する人を支援するため、さまざまな取り組みを実施しています。鳥取県の移住支援の制度についてご紹介しましょう。
来県者への支援事業
鳥取県への移住を検討している県外在住者を対象として、移住を下見する際に掛かる交通費を補助しています。
ただし、県内各市町村の移住定住相談員に、継続的に相談を行っている人を対象としているため、相談員の推薦が必要です。また、支援の利用は年に1回までとされています。
エアサポート支援事業
鳥取県への移住や就職を考えている人が、県内2カ所の空港に発着する国内便を利用した場合、往復の航空運賃の半額を助成する制度があります。
支援の対象となるには、鳥取県内のお試し住宅の利用や移住体験ツアーに参加するなど、鳥取県での暮らしを体験することを目的とする必要があります。
その他、面接など就職活動のために来県する場合も支援の対象です。
自治体における移住支援の取り組み
鳥取県では、積極的に移住者の受け入れを行っています。各自治体の移住支援を見ていきましょう。
鳥取市
鳥取市鳥取県の県庁所在地である鳥取市は、全国の県庁所在地と比較すると人口が少ない、コンパクトな街です。海や山が近く、大自然を感じながら利便性の高い暮らしが送れるため、のびのびと暮らすことができます。
都心に比べて住宅費用や安価で、通勤のストレスが少ないことに魅力に感じ、Uターンする人も多いようです。
鳥取市では、市内と大阪市内に移住相談窓口を設置したり、オンライン相談窓口を設置したりしています。また、鳥取市での暮らしを深く理解してもらうために、オーダーメイドの移住体験プランや、お試し定住体験施設も用意しています。
移住定住ポータルサイトには、鳥取市の良いところだけでなく、悪いところも紹介したり、移住者が気になるポイントを動画でまとめたりと、移住者が知りたい情報が豊富に掲載されています。
倉吉市
鳥取県の中部にある倉吉市は、政治・経済、文化の中心都市としての役割を持っています。
かつての城下町としての風景を残し、周りを泥や漆喰で塗った土蔵が多いことから、白壁土蔵の街としても知られています。
倉吉市は、IJUターンを促進して、定住人口の増加を図ろうと、移住支援に積極的です。
市内の企業への転職を機に移住した35歳未満の移住者の奨学金返還を支援したり、新婚家庭が市内で新生活を始める場合の住宅購入費用や住宅賃借費用の一部を助成したりと、経済的支援も豊富です。
若桜町
鳥取県の東南端に位置する若桜町は、約200平方kmある面積の95パーセントが山林で、人口は約2800人の町です(2023年 9月1日時点)。
歴史を感じる昔ながらのレトロな風景が残り、穏やかな時間が流れる土地です。スーパーやコンビニエンスストア、アミューズメント施設がないため、生活に不便を感じることはあるようです。
しかし、地域の人が子育てを助けてくれたり、野菜を分けてくれたり、人の優しさを感じながら暮らせることに魅力を感じている移住者も多く、田舎らしい暮らしがしたい人には理想的な環境でしょう。
若桜町では、複数の移住支援制度を設けています。住宅の建設費用、改修費用が補助されていたり、39歳以下の世帯員が移住した場合に奨励金が支給されたりします。
琴浦町
鳥取県のほぼ中央に位置する琴浦町は、農業、漁業が盛んな活気ある町です。
日本の滝百選に選ばれた「大山滝」、国指定特別史跡「斎尾廃寺跡」、国指定天然記念物「伯耆の大シイ」など、見どころもいっぱいです。
琴浦町は、出産・子育てギフトの応援ギフト支給や、チャイルドシート購入費用の一部助成など、子育て世代への支援が整っています。
町内には、昭和29年建築の古民家を改修した「コトウラ暮らしお試し住宅」が整備されています。最長1カ月利用できるので、初めての田舎暮らしをじっくりと検討したいという人は利用してみると良いでしょう。
自然の恵みいっぱいの鳥取県へ移住!
きれいな水や美味しい食べものなど、豊かな自然を肌で感じながら暮らせる鳥取県。
移住に関するサポートも積極的に行われており、交通費の補助など、移住を検討している人に嬉しい支援制度もあります。
鳥取県への移住相談窓口は、鳥取県の他、東京や大阪にあり、情報提供や必要な機関への取次ぎを行っています。鳥取県への移住を考えている人は、利用してみてはいかがでしょうか。
なお、鳥取県でのホテル・旅館のお仕事をお探しの方は、当社サービスおもてなしHRまでご相談ください!